2015.06.30 | お知らせ

リノベーションに興味ある人は要チェック!フラット35の新サービス

中古物件購入資金とリノベーション費用を一体で!

 

最近中古住宅を安価に購入し、自分の好みに合わせたリフォームを施してから
生活をスタートする、といういわゆるリノベーションが流行しています。

新築のマンションは確かに便利だが、自分の思う通りの間取りや、
自分ならではのデザインの家に住みたい!
しかし注文住宅までの予算はない…。
そんな比較的若い世代に、リノベーション物件はヒットしているのでしょう。

自己表現を反映できるリノベーションという分野は素晴らしいと思いますし、
今後ますます対策が迫られる「空き家問題」にとっても、
中古市場の活性化は喜ばしいことです。

しかし今までは、中古物件を購入するローンとは別に
リフォームローンを組まなければいけない、というケースが目立ちました。
リフォームローンは比較的金利が高く、また返済期間も短いので、
返済額が膨らんでしまう傾向にあります。
的確な住宅ローンが見つからず、結局リノベーションを諦めてしまう
という方も多かったようです。

最近ようやく銀行も、中古物件購入とリフォームの
一体型ローンを始めたところもありましたが、そのほとんどは変動金利
これから大きく家計が動く世代にとって、固定金利の一体型ローンのニーズは
とても高いはずだと私も感じていました。

そのような中ついに今年の4月、住宅金融支援機構は
「リフォーム一体型フラット35」の取り扱いを開始しました。
このローンを利用すれば家計管理も安全ですし、
条件が合えば繰上げ返済の費用も無料です。

さらに、築年数が古い住宅の場合「そもそもフラット35を利用できない物件」
になってしまうことがありましたが、
リフォーム工事で技術基準をクリアすることで、
フラット35を利用できることになりました。
さらに条件が厳しいですが、金利の優遇が受けられる「フラット35S」
の利用も可能になっています。

 

renovetion

【注意点】

ただしこの一体型フラット35を利用するには、いくつか注意点があります。

事前に適合証明が必要

上記にもありますが、そもそもフラット35が利用できる物件かどうかの
確認が必要です。
然るべきプロフェッショナルにフラット35の【適合証明】の発行依頼が
必要になります。
旧耐震の古い中古マンションでは注意が必要かもしれません。

つなぎ融資を利用する必要がある

中古物件の購入後リフォーム工事に入り、終了後に引渡しになってから
住宅ローンもスタートします。
つまり住宅ローンのスタート前に中古物件を決済しなければなりません。
そのため所定のつなぎ融資を利用するため、工事期間分の利息が発生します。

銀行の変動金利よりも少し手間はありますが、
素人にはなかなか分かりづらい中古物件の検査などは、
むしろ歓迎すべき条件かもしれません。

いずれにしても、住宅購入時のライフプランニングが重要なのは言うまでもありません。
きちんと返済計画や今後のライフイベントを考慮して、
的確な住宅取得を心掛けたいですね。

ご相談は、住宅ローンアドバイザーや各種ファイナンシャルプランニングの資格を保有した
弊社FPまでお気軽にどうぞ。

住宅ローンアドバイザー 赤井 雅

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