2020.09.01 | FP赤井の生活マネー情報
これから本格始動!Go To Travelをおさらいしよう
新型コロナ感染拡大の影響で、旅行を自粛するケースが相次いでいます。夏休みや連休でも、遠出をせず自宅で過ごした方も多かったのではないでしょうか。
Go To Travelとは
新型コロナによって甚大な影響を受けた旅行・宿泊業界を活性化させるべくGo To Travelキャンペーンが始まっています。
第2波真っ最中での発表、キャンセル料が補償されない(のちに補償に変更)、直前に東京発着の旅行が除外されるなど、事前のドタバタが注目されましたが、そもそもどんな事業内容なのか改めて確認してみましょう。
第一弾では、旅行代金の35%が割り引かれる
このキャンペーンの第一弾は7月22日にスタートしています。ポイントは以下の通り
- 日帰り、もしくは1泊の旅行代金の35%が割引きになる
- 連泊や回数の上限はなし
- 割引の上限額は1泊14,000円、日帰りなら7,000円
事前に登録が済んでいる旅行会社や宿泊施設での利用が対象となります。
例)1泊50,000円のツアー(新幹線、宿代込)割引額:14,000円 ※上限額
例)1泊35,000円のホテルに2泊割引額:12,250円×2泊=24,500円 ※ただしホテルまでの交通費は対象外
※割引なく支払った方の事後申請は、9月14日で終了しています。
第二弾では地域クーポン券も付与
10月1日からの第二弾では、旅行代金の支援に加え地域クーポンが付与されます。第一弾の1.2.は変わらず、
3.割引額(35%)とクーポン(15%)合わせて旅行代金50%相当額を支援
支援額の上限は1泊20,000円、日帰りなら10,000円となります。
例)2泊100,000円のツアー(飛行機代、宿代込)割引額:28,000円 クーポン:12,000円 合計40,000円 ※上限額
キャンペーン期間終了は未定
高級旅館に5連泊した場合、最大10万円相当の支援額となります。大きいですね。(30,000円分のクーポンの使い方に困りそうですが)
ちなみにこのキャンペーン、終了日はまだ定められていません。また、クーポン付与も開始する10月1日から、いままで認められていなかった「東京発/着」の旅行も、対象となることが発表されました。
さらにプレミアム付き食事券発行、オンライン飲食予約サイトでのポイント付与事業を行う「Go To Eatキャンペーン」も本格的に始動し、このGo To Travelとの併用も認められるようです。
ウィズコロナ時代の旅行スタイル
観光事業者と旅行者、双方が感染拡大防止策を実施し、ウィズコロナの時代における「安全で安心な新しい旅のスタイル」を確立し、普及・定着させる(観光庁資料より)、というのがこの事業のコンセプトです。
マスク着用や手洗いの徹底など、基本的なことですが遵守すべき条項が細かく指示されていますので、きちんと守ったうえで、このキャンペーンを有効活用したいですね。
国土交通省・観光庁資料:https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001358665.pdf